2017.10.24
派遣先企業様の「正社員と区別はしない」が巻き起こす“派遣法違反”にご注意を
◆派遣社員と正社員とを同様に扱えば派遣法違反に
派遣先企業のご担当者様より、人材派遣会社や派遣社員に対し「正社員と派遣社員は区別しません」との声を耳にします。耳障りのいい響きに聞こえます。しかし、その認識が、後々の「労働トラブル」や「派遣法違反」となるのです。人材派遣会社から派遣される派遣社員は、あくまでも業務内容を定め、その業務を遂行する為に派遣された労働者です。しかし、「正社員と区別しない」と明言する派遣先企業様は、派遣社員を自らの部下として扱う為に「契約業務」という認識が低く、「契約外業務」についても、当然のごとく従事させるのです。それが不平不満となり、“派遣法違反”に繋がるのです。派遣社員は、派遣先企業様のご担当者様の部下ではありません。この原則を、派遣先企業様には正しく認識していただきたいのです。
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