2010.12.03
“派遣法違反”に問われない為には「契約内容」と「職務内容」の一致
◆目立つ「契約内容」と「職務内容」の不一致
派遣契約において、一番の問題は「契約内容」と「職務内容」の不一致です。「派遣社員として雇用してやったのだから自由に使えば」等と考えている“派遣先企業”が存在するのは、現行「派遣法」を派遣先企業が正しく理解していないことの象徴と言えます。最近では、「政令(専門)26業務」の「5号業務(機器操作)」の派遣契約で、当該派遣社員に契約外の“お茶汲み”をさせている事例が問題視されています。平たく言えば、「派遣」とは“人物”を派遣してもらうのではなく、“契約業務”を専門で行ってもらう為に派遣会社に業務を依頼することと捉えられた方が理解し易いかもしれません。「派遣」を正しく理解していただきたいものです。