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2013.01.28

2013年の賃金バランス(賃金格差)は“正社員が下落で非正規は上昇”へ

◆賃金バランスは正社員が下落し非正規は上昇へ

 自・公連立政権がスタートし、経済が好転するのではとの期待が高まってきています。しかしながら、企業業績が一時的に回復しても、将来的に回復が見込める訳ではありません。それどころか、正社員については更なる賃下げを目指してくるのです。なぜなら、長期に亘る円高は、経営者には想定したリスクになってきているからです。また、それに対応できる企業体質を目指してくるからです。たとえ「改正高齢者雇用安定法」によって雇用期間が延長されても、生涯賃金は同等となるよう賃金改正が実施されることになるでしょう。それは、日本を支えてきた“熟練の崩壊”を意味します。アナログからデジタル化に伴い、あらゆる業務が標準化されたのです。それが、賃金が高い正社員は不要となり、非正規でも業務に支障がなくなりつつあるのです。しかも、非正規については、全業種に亘って人手不足が続いています。優秀な非正規労働者を確保する為にも、非正規労働者の賃上げをせざるを得ないのです。