2013.01.26
アルジエリア人質事件 大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題 教育再生実行会議
◆悲報に暮れる「アルジェリア人質事件」
唐突に発生した「アルジェリア事件」に関し、日本政府による連日の悲報には、人間のひとりとして、計り知れない沈痛な思いに駆られるばかりです。マスメディア報道の中で、無念にも命を絶たれた邦人犠牲者(男性)の遺族(母:愛知県在住)への取材で、親孝行息子が語っていたという「日本は若い人が働く場所がないので、自分ができることならどこへ行っても頑張って働きたい」という趣旨の話を、母親が悲痛な表情で語られていたのが個人的に印象に残りました。遠い異国の地に“派遣”されたことの是非云々ではなく、当該邦人犠牲者の“仕事に対する意欲というか闘志”が、私の心の奥底に伝わってきたのです。
◆『教育再生実行会議』が始動
安倍政権による『教育再生実行会議』が始動(1/24)しました。主なテーマは、(1)いじめ対策、(2)教育委員会改革、(3)大学のあり方、(4)グローバル化に対応した教育、(5)学制改革、(6)大学入試改革が挙げられています。国内における就活学生は、現在もまだ「超氷河期」の只中に置かれていますが、前述の痛ましい事件や、過日の「大阪市立桜宮高校部活の体罰自殺」問題等の報道に接するにつけ、第三者的に社会批判している場合ではありません。勿論、「教育改革」のいずれのテーマも重要課題で、スピード対応が求められますが、今、改めて私個人が“生きている喜び”に感謝し、自己の仕事に対する姿勢を振り返らせてくれた痛ましい事件でした。
Category:社会情勢