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2013.09.27

高齢社会で望まれる高齢者のワークライフバランスで生涯現役を

◆望まれる高齢者のワークライフバランス

 高齢社会が本格的に進行しています。総務省の調査では.高齢者(65歳以上)の人口推計 (2013/9/15日付現在)で、高齢者人口は「3186万人」で過去最多となり、総人口に占める割合も「25.0%」で過去最高となり、4人に1人が高齢者となりました。
また、高齢者の就業状況(労働力調査、就業構造基本調査)は、次のとおりです。
・高齢者の就業者数は「595万人」で過去最多に。総就業者数に占める高齢者の割合は「9.5%」で過去最高。
・高齢者の有業率は、男女共に長野県が最も高い。
・高齢者の就業希望者比率は、この5年間で多くの都府県で上昇。
・高齢者が支えるのは「農業、林業」で、農業、林業従業者の45%を占める。
・高齢雇用者に占める「非正規の職員・従業員」の割合は約7割に上る。

◆望まれる労働力と社会との関わり

 高齢就業者ヘのヒアリングでは、「社会と関わっていられて幸せ」、「期待されて嬉しい」等と、収入以上に喜びを感じられているのです。また、一方では「最低賃金があるからその給与は払えない」との声もあるのです。

◆年齢別最低賃金で高齢者のワークライフバランス

 高齢者が求めている「社会との関わり」、「生涯現役」を実現し、新しい高齢社会の在り方を考えるときなのです。現在の高齢者人口の約3割(1000万人)を対象とするべきです。

【ご参照】

◆平成25年度地域別最低賃金改定状況(厚生労働省)
 URL http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html
【資料】総務省統計局公表資料より抜粋。