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2011.01.08

★「トイレの神様」はあなた自身が生み出すもの

 新年早々、固い話を避けて少しばかり俗っぽい話題になりました点、冒頭よりご容赦賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。

◆中国人も涙した『トイレの神様』

 女性シンガーソング・ライターの植村花菜(ウエムラ・カナ)氏が歌う『トイレの神様』が昨年話題になりましたが、大晦日の「第61回NHK紅白歌合戦」への初出場で全国に周知されたことと思います。皆様ご存知のとおり、亡き祖母との実話を歌ったこの楽曲(9分52秒)は、昨夏の『中国2010年上海万国博覧会(10/5/1~10/10/31)』でも披露(10/7/13:日本産業館特設ステージ)され、大型ビジョンに流れた字幕の歌詞を見て感動した中国人観客が涙していた光景がTV報道されました。その植村花菜氏と、上海万博のために日本の民間企業が特別製作した“黄金仕様の世界一高価な高機能トイレ(約700万円相当)”とのご対面の話題もさることながら、その楽曲に中国人が涙したことに共感を覚えました。しかし、日本の楽曲を聴いて“フツー”に感動してくれる中国人が存在する一方、“尖閣諸島沖”へ軍艦改造船「漁政」が何度も押し掛けて来る現実とのギャップを、日本国民の一人としてまだ埋めることができないでいます。

◆自己の精神も磨く「トイレ掃除」

 「トイレ」の話題に因み、更に遡及して恐縮ですが、一昨年のプロ野球ドラフトで脚光を浴びた「菊池雄星投手(現埼玉西武ライオンズ)」が、高校入学時から卒業時までやり続けた“トイレ掃除”が印象に残っています。民間企業なら新入社員研修の一環かもしれませんが、菊池投手が自発的に「トイレ掃除」に黙々と取り組んでいた姿は、言わば、精神修養にも匹敵したものと推察し、本当に頭が下がる思いです。新年からは「雄星」に代えて名字「菊池」を公式登録名にすると発表されましたが、今後、必ずや大きく成長してくれるものと期待するばかりです。

◆豪華トイレは「道の駅」

 日本国内の最新の豪華トイレをご紹介するならば、昨年供用(10/10/16)された【1】道の駅『おおとう桜街道』(福岡県田川郡大任町)のトイレ(総事業費:約28億円)が挙げられます。そのトイレは、桜や紅葉の128枚の陶板壁画(12.5㎡)を立体的に飾った“癒しを追求した優美トイレ(男女及び車椅子用合計:32器)”が売りです。まだ現地に行った経験が無いので恐縮ですが、トイレの《壁の一部がガラス張りになっており、日本庭園の眺めを楽しむことができる》という特長があります。
 その他、これまで供用された豪華トイレには、【2】道の駅『フォーレスト276大滝』(北海道伊達市)、【3】道の駅『ふたつい』(秋田県能代市)等が有名です。前者は、大理石のトイレ床に存置された自動演奏グランドピアノの調べが心地良い音を奏で、鑑賞用の座席まで設けられている“総工費1億円のトイレ”です。また、後者は、かつての「ふるさと創生事業」で完成した同じく“総工費1億円の「リフレッシュトイレ」”で、内部は《高級ホテルのロビーのような雰囲気》を醸し出しているそうですので、ドライブの機会に是非立ち寄って見たい思いに駆られます。

◆道の駅は「全国952駅」に

 このように「道の駅」は、道路利用者のための「休憩機能」の他、地域の「情報発信機能」、そして「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持つ休憩施設として創設され、17年間に「全国952駅(2010/8月現在)」が整備されたという経緯です。尚、「道の駅」の整備に関する事業制度(特定交通安全施設等整備事業)等の詳細については、下記の公表資料をご参照ください。とにかく、新年もわが家のみならず、会社の「トイレ」もキレイにしましょうネ!“自分が磨かれ、神様が現れる”と信じて。えっ!トイレ清掃は専門業者の人がしてくれるって?じゃ、「トイレの神様」は業者の人に微笑むかも・・。
【参考】:国土交通省道路局公表資料。