派遣&請負の情報サイト

人材派遣や請負そして厚生労働省(労働局)の最新情報を発信しています。

メニューを開く
メニューを閉じる

2011.02.05

もはや「財団法人日本相撲協会」に自浄能力は無い

◆「野球賭博」から“八百長相撲”発覚

 角界が“野球賭博”で世間を騒がせてからまだ半年しか経過していませんが、野球賭博に関わる警視庁の捜査で、今度は本業で“八百長相撲”が発覚したのはご承知のとおりです。“天と地がひっくり返ったようだ(放駒理事長)”と、もう驚嘆している場合ではありません。

◆幕下力士の人権は保護されているか

 《“野球賭博”に関わった力士は“髷(まげ)”を落とし、“序ノ口”から再スタートさせる》よう当ブログ記事(下記1)で《警告》しましたが、“八百長相撲”が発覚した今となっては、もうそれどころではありません。十両以上の「関取」は自己の番付維持に必死でしょうが、果たして、現在まで“給与(月給)無し”の「幕下以下」の力士の“人権”は本当に護られて来たのでしょうか?民間企業ならば、「新入社員は給与無し」と言うのと同じではないかと言いたいのです。まさか“タコ部屋”とは白状されないでしょうね。

◆遡及する“八百長相撲”疑惑

 同協会「特別調査委員会(伊藤滋早稲田大学特命教授)」は、全協会員約1,000人を対象に『故意による無気力相撲に関する調査』と題したアンケート調査(6項目。本人署名要)に入ったところですが、冒頭記載のとおり、“八百長相撲”が野球賭博に関わる警視庁の捜査で発覚したことを踏まえれば、もはや“財団法人日本相撲協会に自浄能力は無い”と判断すべきです。事態の全容解明は勿論のこと、過日、某週刊誌記事に基づく裁判結果に対して、今さらながら疑惑を抱かざるを得ない様相に、相撲ファンのみならず、国民はただ呆れ返るばかりです。公益法人認可の資格維持への期待は、言わずもがなである。
【ご参照】
(1)ブログ記事(10/7/18日付)
 :『“日本相撲協会”は“野球賭博”に関わった力士の“髷”を落として序ノ口から出直せ』。
(2)ブログ記事(10/6/29日付)
 :『“大相撲”と“人材派遣業界”のリスク管理』。
(3)ブログ記事(10/6/28日付)
 :『★大相撲名古屋場所開催決定!どうする文部科学省と日本放送協会!』。