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2011.03.23

格差社会 公立小中学校の“非正規教員”は「15.6%(約11万人)」に

◆「格差社会」を象徴

 公立小中学校の「非正規教員数(常勤・非常勤計)」は、今年度「10万8,985人(10/5/1現在:文科省調査結果)」となり、教員全体の「15.6%」で過去最高になりました。その要因は、《人件費抑制や少人数指導のため、各自治体が給与水準の低い非常勤講師らを年々増やした結果》との報道です。また、その要因は財政難による人件費圧縮に留まらず、《団塊世代教員の大量退職でできた穴をすべて正規で埋めずに、一定数を非正規に切り替えることで、中高年に偏ってきた教員の構成のバランスを取る狙いがある》とのことです。

◆「格差」の歪を押し付けられる児童

 非正規教員の能力が劣っているとは言いませんが、果たして明日の雇用が不安な教師に“夢のある教育”が可能でしょうか?「教育」は「夢」を与える仕事です。明日の夢を抱けない人に、夢を求める教育ができているのか検証いただきたいとお願いするばかりです。