2012.08.25
労働者を支配従属する“日々紹介”をなぜ厚生労働省は推奨するのか?
◆「日々紹介」を推進する厚生労働省は
平成24年(2012年)「改正労働者派遣法」の成立・公布により、「日雇派遣は原則禁止」となりました。これを契機に、厚生労働省は今まで以上に「日々紹介」を推進しています。即ち、それは「日雇派遣労働者」の切り捨てに他なりません。本来的には、事業規制強化をしたなら、救済策を同時に実施すべきところ、それを回避したとしか捉えられません。それどころか、最悪の“日々紹介”を推奨しているのです。毎日、同一の労働者を企業に日々紹介するのは、どう考えても労働者を支配従属していると言わざるを得ません。たとえ、当該労働者が複数社にわたって1ヵ月に30日間働いたとしても、誰が安全衛生管理するのでしょうか。問題点が多々ある「日々紹介」を推進する厚生労働省は、一体どう考えているのか理解に苦しむばかりです。
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