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2013.05.15

アベノミクスによる円安では“国内製造業の空洞化”は止められない

◆円安だけでは“製造業の空洞化”は止まらない

 アベノミクスの金融政策により、「製造業の空洞化(海外流出)が止まる」と主張している政治家やジャーナリストは、製造業の現実を理解できていないのではないのでしょうか。“製造業の空洞化”は、円高解消だけではできないのです。その原因は、“絶対的な労働者不足”によるものなのです。実際、国内の労働者の製造業離れは、悪化の一途を辿っているのです。製造業にとって「一番重要な労働者が確保できないなら海外へ」は、当然の帰結なのです。職業訓練の内容についてもパソコン習熟やサービス系が主で、“製造業の技能熟練”については忘れ去られているのではないでしょうか。政府や厚生労働省は、製造業を国内に残したいのであれば、もう一度、“ものづくり”を見直した労働政策を望みたいものです。