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2013.09.30

2014年の“消費税の引き上げ”は人材派遣業界を揺るがす事態になるかも・・

◆負担金額が大きい「派遣料金の消費税」

 現行の消費税は、2014年4月に3%の引き上げ、そして2015年10月には更に2%引き上げられ、「10%」になる予定です。この消費税引き上げは、人材派遣業界にダイレクトに影響を与えることになるのです。なぜなら、派遣料金は、企業からすればまさに「人件費」だからです。「人件費」にプラス「派遣会社の利益」、そして「消費税10%」を払うことになるのです。消費税引き上げは、企業からすれば単なる値上げに過ぎないのです。つまり、直接雇用なら、必要ないからです。そもそも、派遣先企業が人材派遣会社を利用してきた背景には、大きく二つの理由があります。ひとつは「雇用責任の回避」であり、もうひとつは「コストダウン(ローコスト化)」です。2014年の消費税引き上げは、派遣先企業にとっては3%の自動値上げになるのです。直接雇用なら不要な消費税が、人材派遣業界に大きな影響を与えるのは確実なのです。