2016.05.10
2016年 厚生労働省は「生産性向上に向けた人材育成戦略(第10次職業能力開発基本計画)」を策定
◆職業能力開発施策の基本方針として
この度、厚生労働省(職業能力開発局)は、『第10次職業能力開発基本計画』を策定しました。これは、今後5年間に亘る職業能力開発施策の基本方針で、“生産性向上に向けた人材育成戦略”として位置付けされています。当該『計画』のポイントは、下記のとおり。詳細は、下記URLをご参照ください。
【第10次職業能力開発基本計画のポイント】
■職業能力開発の今後の方向性
1 . 生産性向上に向けた人材育成の強化
国 、企業、民間教育訓練機関 、学校などの教育訓練資源を 効果的に活用し、国全体の人材育成の抜本的な強化を図る。
2 .「全員参加の社会の実現加速 」に向けた職業能力底上げの推進
女性 ・若者・中高年齢者・障害者など、全ての人材が 、その能力を存分に 発揮できる 「全員参加の社会」の実現加速に向け、個々の特性やニーズに応じた職業能力開発の機会を提供し 、 一人一人の能力の底上げを図る。
3. 産業界のニーズや地域の創意工夫を活かした人材育成の推進
さまざまな主体が有機的なネットワークでつながり、 地域特性や、 産業ニーズを反映した人材育成を、地域レベルで実施していく。
4. 人材の最適配置を実現するための労働市場インフラの戦略的展開
人材の最適配置を図るとともに、個々の労働者の能力を最大限に活かすため、職業訓練制度や職業能力評価制度を車の両輪とした 労働市場インフラの戦略的展開を図る。
このほか、 技能の振興 、国際連携・協力の推進(技能評価システムの移転、職業訓練の実施の支援、技能実習制度の適正かつ円滑な推進)に関する施策を実施するとともに、この計画に基づく施策推進の目標を設定し、その進捗状況を把握する。
【ご参照】
◆『第10次職業能力開発基本計画』厚生労働省
URL http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000122803.html