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2015.01.24

★「超電導リニアによる中央新幹線に関する事業説明会」に出席して

◆市民の関心度は非常に高い

 2027年に先行開業(品川~名古屋間)される超電導リニア(超電導磁気浮上方式)による『中央新幹線』に関する「事業説明会(2014/12/20。学区・地区対象。中村区役所講堂於)」に出席してきました。
 実は、今回以前に、第1回の「事業説明会」が「都内(2か所)」と「名古屋市東区(約280人参加)」で開催(2014/10/27)され、また、中村区民を対象とした「事業説明会」もすでに開催(2014/11/8)されました。後者の「事業説明会(11/8)」は、《定員を上回る約600人が来場し、約100人が会場に入れずに立ち往生》との報道どおり、筆者は個人的事情で大幅に遅れて入場した為、定員超過で配付資料はすでに無く、多数の立ち見のひとりとなった為、そそくさと会場を後にしたという経緯です。この盛況ぶりから、リニア中央新幹線に対する市民の関心度は非常に高いと見て取りました。そして、今回は、開場前から待機して臨んだのです。

◆昨年12月に着工した

 冒頭の「事業説明会(12/20)」では、下記【資料※1・※2】が配付されましたので、当ブログでその一部をご紹介します。ご承知のとおり、当『中央新幹線』については、「JR東海(東海旅客鉄道株式会社)」が営業主体及び建設主体として指名され、全国新幹線鉄道整備法に基づき、国土交通大臣より工事実施計画の「認可(2014/10/17日付)」を受け、東京(品川)と名古屋で各々「着工(2014/12/17日付)」となりました。

◆愛知県内は「1市、6区」の大深度地下を走る

 リニアのターミナル駅は、「品川駅(東京都港区)」を起点とし、終点は「名古屋駅(愛知県名古屋市中村区)」で、「延長約286㎞(うちトンネル約246㎞)」になります。当該区間の駅は、神奈川・山梨・長野・岐阜の各県内に「1駅」ずつ設置される計画です。とりわけ愛知県内の路線ルートは、「春日井市⇒守山区⇒北区⇒東区⇒中区⇒西区⇒中村区」を通る計画で、すべて「トンネル(24.8㎞。うち約20㎞は大深度地下区間)」です。因みに、名古屋までの工費は、「5兆5235億円(JR東海が全額負担)」とのことです。

◆リニア名古屋駅の長さは「約1㎞」

 リニア「中央新幹線」の路線は、南北に走る既存の東海道新幹線や在来線の「名古屋駅」に対して直角に進入し※3)、リニア名古屋市ターミナル駅の長さは、「延長約1㎞」になる計画です。そして、筆者は「リニア中央新幹線の路線が具体的に名古屋駅西のどこを通るのか?」ということに関心を持ち、これが当該「事業説明会」に出席した最大の事由です。即ち、2045年とされている大阪開業までは「名古屋駅」が終点駅となるのですが、「駅西側のどこまで延長されるのかを知りたかった」という訳です。
◆駅西側への路線延長の終着地点は?
 駅西側に延長される路線の一部(下記【配付資料】には未掲載)は、当ブログ記事の下方に掲載※4)しましたのでご参照ください。勿論、路線は名古屋駅からの西進も大深度地下構造で、リニア名古屋市ターミナル駅を出た路線は、南北に走る主要地方道「名古屋環状線」と斜めに交差(あくまでも地図上)後は、主要地方道「名古屋津島線(地名:太閤通)」に沿って真っ直ぐ西進し、現存の名古屋市営地下鉄東山線「中村公園駅(因みに、豊臣秀吉生誕の地)」が車両の終着地点となる模様です。その他、リニア中央新幹線に関しては、当ブログの過去記事※5)をご参照いただければ幸甚です。尚、リニア中央新幹線の整備等を踏まえ、「特定都市再生緊急整備地域(約110ha。2012/1/25日付指定)」は、すでに拡大(約286ha。2013/7/9日付閣議決定)※6)されています。
【配付資料】
※1)『中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書(愛知県)のあらまし』平成26年8月・東海旅客鉄道株式会社。
※2)『名古屋駅周辺まちづくり構想 概要版』平成26年9月・名古屋市。
【ご参照】
※3)【基本方針1】「国際的・広域的な役割を担う圏域の拠点・顔を目指す」:名古屋市住宅都市局資料。
※4)【計画路線の略図】(但し、名古屋駅西側の一部)
※5)ブログ記事(2014/2/22日付)
:『★名古屋駅前再開発事業&リニア中央新幹線開業で“サスティナブルな街づくり”を期待』
  URL http://www.jsbb.jp/st/26506/
※6)「特定都市再生緊急整備地域(名古屋駅周辺・伏見・栄地域)」:名古屋市住宅都市局プレスリリース。