2012.02.23

人材派遣業界が生き残るには「派遣社員の待遇改善（賃金・教育）」を目指すべき

◆「派遣社員の待遇改善」が生き残るポイント

　人材派遣業界は、社会からも派遣社員からも見捨てられています。しかし一方で、派遣という働き方に魅力を感じている人も存在しているのです。そもそも、人材派遣は「短期・一時的雇用」を目的としている為に、“安定的雇用”にはなり得ないのです。しかし、本来的に人材派遣は、長期・安定的社員よりも「高い賃金や待遇」であるべきなのです。にもかかわらず、現状は短期・一時的雇用の派遣社員の賃金が低いことにより、派遣社員の地位も低下し、その不平不満が社会問題と化しているのです。人材派遣業界は、派遣先企業に対して、「派遣社員の待遇改善（昇給）」や「社内教育訓練」を充実することで、より一層魅力ある業界に生まれ変わることを目指していただきたいものです。