2012.03.05
政府や厚生労働省は「非正規労働者のダブルワーク実態」を調査すべき
◆見て見ぬ振りの政府や厚生労働省
非正規労働者の貧困(貧困率)実態があり、そこに「格差社会」が社会問題化しています。生活苦から脱却すべく非正規労働者は「ダブルワーク」を強いられ、その人数は増大してきているのです。こうした実態の放置は、政府や厚生労働省の“見て見ぬ振りをしている”と言わざるを得ません。
◆「生活保護」より安い「最低賃金」
政府や厚生労働省は、「非正規労働者の働き方や生活」を本当に理解しているのでしょうか。貧困に喘ぐ非正規労働者の増加を見るにつけ、そう思わざるを得ません。たとえ真面目に働いたとしても、「生活保護給付」より安い低賃金でその上、社会保険料等が差引かれては生活が成り立つ筈がありません。それでも非正規労働者は、自らの生活を守る為に「ダブルワーク」をしているのです。《すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する(憲法第25条)》を実現するのが、「最低賃金」であるべきではないでしょうか。政府や厚生労働省は、非正規労働者のダブルワークの実態を早急に調査し、公表すべきです。