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2013.02.22

2012年に派遣法が改正されても正社員と派遣社員の“均衡待遇”には大きな乖離

◆「派遣社員の均衡待遇」はまだまだ先か

 2012年10月の『改正労働者派遣法』施行に伴い、派遣先企業の対応に温度差が出てきています。“均衡待遇”を重視するあまり、派遣契約自体を縮小させている派遣先企業も増加しているのです。しかし一方で、「派遣先の労働者との均衡を考慮」等と規定されたにもかかわらず、単に配慮や努力義務と捉えた従来通りの条件で派遣契約を継続している現状もあるのです。「均衡待遇」は、労働局による問題ではないのです。労働者(組合)同志間の問題なのです。派遣先企業は、改めて“労務問題”として捉え、派遣社員の待遇問題を受ける覚悟が必要なのです。