2013.03.27

2013年は「派遣法改正」で人材派遣の市場規模が縮小しても派遣会社は増加へ

◆市場規模が縮小しても“派遣会社（事業者）は増加”

　『改正労働者派遣法』施行により、人材派遣の市場規模は縮小を続けています。しかしながら、それに反し、人材派遣の事業者（人材派遣会社）は増加しているのです。ここに、“人材派遣業界の闇”が存在するのです。

◆人材派遣業界に何が起きているのか？

　この人材派遣事業者の増加の現実には、人材派遣業界の闇が存在します。それは、他ならぬ“社会保険”です。派遣事業者が複数の会社を利用し、“社会保険飛ばし”が行われているのです。市場規模が縮小した人材派遣会社は、利益確保の為に、「社会保険」の会社負担を利益に変えてしまっているのです。複数の人材派遣会社を活用し、派遣労働者が所属する派遣元企業を2か月単位で変えているのです。そして、派遣元企業が変わっても、同一の派遣労働者が働いているのです。この“闇”には、派遣先企業の協力も含まれているから、尚更に問題なのです。