2014.01.10

2014年(平成26年)の派遣法改正が施行されれば「人単位より業務単位がよかった」と後悔する人材派遣業界

◆派遣法改正が施行されれば「人単位より業務単位がよかった」

　厚生労働省は、2014年（平成26年）の労働者派遣法改正を目指しています。今回の厚生労働省の改正案は、労働者派遣法の根本的見直しです。「政令26業務の廃止」はじめ、「業務単位から人単位へ」の見直し等が検討されているのです。人単位で派遣期間が３年となり、わかりやすい面もあるのですが、人材派遣業界の長期ビジネスモデルであった「政令26業務」は廃止となり、そして問題点は残るが「部署替え」も不可能になるのです。それらにより、有期雇用の派遣労働者の長期ビジネスは消滅してしまうのです。2014年の派遣法改正が施行されれば、人材派遣業界から「人単位より業務単位がよかった」の嘆きが聞こえてくるのは、火を見るより明らかなのです。

【ご参照】

◆厚生労働省(労働局)の「政令26業務(専門26業務)」に対する解釈
　URL　http://www.jsbb.jp/seirei26/