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2014.02.26

《提言》「非正規労働者の契約社員や派遣社員の不安定」を論じる前に政府や厚生労働省は「セーフティネット」も論じるべきでは

◆“多様なセーフティネット”が必要

 政府や厚生労働省は、新たな多様な働き方として、『労働者派遣法』の改正や『労働契約法』の見直しの他、「限定正社員」、「裁量労働制」等を含め、次から次へと“新たな雇用の仕組み”を模索しています。しかしながら、「雇用のセーフティネット」については、何も論じられていないのです。多様な働き方そのものは否定しませんが、多様な働き方に対して“多様なセーフティネット”をも論じない政府や厚生労働省は、いったい「雇用」をどう考えているのか教えていただきたいものです。