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2014.03.05

アベノミクスによる「多用な働き方」は本当に労働者の為の制度と言えるのか?

◆労働者の希望は多用な働き方から無期雇用である「正社員」へ

 アベノミクスにより、労働規制の緩和を目指しているのです。そして労働規制に対抗し、「労働者が多様な働き方を求めている」として規制緩和を目指しているのです。しかし、「多様な働き方」を求めているのは、実際は、企業ではないのでしょうか?労働者は、本来的に安定した「正社員」を求めているにもかかわらず、仕事柄やむなく非正規労働者になっている人に対し、政府は「多様な働き方」と本当に言えるのでしょうか?「正社員」という選択肢が存在した上で、多様な働き方をするのは、まさに“労働者本人の意思”に委ねられているのです。しかし、現在の雇用環境はそのようになっていないことを、政府には理解していただきたいのです。