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2014.06.10

「2015年の派遣法改正」見送りで一番振り回されるのは「派遣社員」では?

◆派遣法改正の施行期日で変わる派遣社員

 「2015年4月1日付施行」と予定されている「改正労働者派遣法」は、2014年の通常国会での可決は困難な情勢とてなっています。つまり、「先送り(時間切れ)」なのです。その影響を一番大きく受けるのは、派遣先企業でも人材派遣会社でもなく、“派遣社員”なのです。今回の「先送り」により、施行期日も「2014年10月」へと延期が想定されます。2015年4月以降に「抵触日」を迎える派遣社員については、当該法改正が当初予定どおりに施行されていれば、無期雇用への切り替えでいつまでも派遣で働くことができたにもかかわらず、「抵触日」があることで、派遣で働くことができない派遣社員が存在することも忘れないでいただきたいのです。