2014.07.25
《提言》廃校になった小学校を活用した新たなコミュニティづくり
◆廃校になった小学校を次世代のコミュニティに
少子高齢化により、全国の小学校において“廃校”が急増しています。それは地方だけの問題ではなく、都市部も同様に増加しています。何と、この“廃校の風”は年間500校とも言われているのです。その上、廃校になった小学校は活用されず、ただ放置されているのが現状なのです。
◆廃校小学校を活用した“新たなコミュニティ”の創造を
これまで小学校は、地方でも都市部においてもコミュニティの中心として活躍してきました。今後は、廃校になった小学校を活用して、子供から高齢者のコミュニティに変貌させるという提言です。デイサービスや介護施設のみならず、高齢者のコミュニティ拠点づくりを目指すことが必要と考えます。皆が集まる食堂を、介護が必要な人から一人住まいの高齢者が自由に集まれるコミュニティの場とするのです。また、それは居宅介護から集中管理となり、大きな財政の圧縮にも繋がるものと考えます。勿論、小学校の教室やグランドや体育館は、リハビリにおいても活用できる施設となります。地域密着型のコミュニティですから、健常高齢者自身が徒歩で来所し、共助し合えるという真のコミュニティを創造できる拠点とするのです。言うまでもなく、小学校は全国民が通った一番思い出深い公的施設です。今後、新たな高齢者が益々増加することを踏まえれば、次世代コミュニティを創造していくことが求められているのではないでしょうか。取りも直さず、それが介護・医療費等の削減に貢献できると考えます。とりわけ市町村役場の皆様には、わが国が臨んでいる超高齢社会を、廃校小学校の活用で持続可能な“新たなコミュニティ”を創造していただきたいのです。
【ご参照】
◆~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト(文部科学省)
URL http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyosei/1296809.htm