2015.07.11

日本年金機構は「専用電話窓口照会」に万全を期していますか？

◆過日、ＨＰは一部復旧

　「日本年金機構」のＨＰ（ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ）は、約半月間（6/6(土)～6/22(月)）に亘って「停止」していましたが、現在、一部を除き「復旧」したことは、当然のことながら、まず一安心と言えます。しかし、年金の「情報流出問題」は、未だ解決途中の為、引き続き、【★専用電話窓口（ｺｰﾙｾﾝﾀｰ）：0120-818211（受付時間8：30～21：00。平日及び土日も可）】の周知徹底で、その活用が図られています。

◆基本情報流出者に“誤説明”

　しかしながら、これまでに「基本情報流出者（2,449人）に対する“誤説明”」が未公表だったことが判明した現在、当該コールセンターの「電話回答は本当に大丈夫なのか？」ということを懸念します。勿論、今後もミスリードが発生してはならず、国民には「正確な情報」を提供していただかなければならないことは、改めて申し上げるまでもありません。

◆「責任者は誰？」と言いたい

　また、残念と言うよりも、むしろ心許ないのは、水島藤一郎理事長（同機構）の国会における答弁です。塩崎厚労相も然り。一般質疑で野党議員が同じ質問を何度も浴びせるも、ご両人はあくまでも「管理監督者」という立場の答弁に終始している感は否めません。要するに、“個人情報流出問題を引き起こした当事者意識が希薄”なのです。一国民の目からすれば、国会中継の答弁ではそのようにしか映っていない、ということです。

【ご参照】

●ブログ記事（2015/7/10日付）
　：『2015年の「労働者派遣法改正案」の“趣旨説明は7月14日”に延期！9月1日付施行に間に合うのか？』。
　　URL　http://www.jsbb.jp/rh/31629/
●ブログ記事（2015/6/11日付）
　：『★日本年金機構ホームページの「一時停止中（復旧作業中）」の継続で国民の不安は募るばかり』。
　　URL　http://www.jsbb.jp/sj/31290/