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2010.10.23

多様化した「雇用形態」の論議後に“派遣法改正”を

◆先ず“雇用形態の論議”から

 この25年間で、労働者の雇用形態は多様化の一途を辿ってきました。その間に「労働者派遣法」の制定や「男女雇用機会均等法」の改正、「パート労働法」の施行等大きな変化を遂げ、そして『労働者派遣法改正案』の審議も目前となりました。規制緩和と規制強化が相俟って進行して来たのです。しかしながら、“雇用形態の多様化”には付いて行けず、あらゆる分野で“綻びや矛盾”が出できてしまったのです。結果として“格差社会”を産み出したと言っても過言ではありません。『労働者派遣法改正案』で“派遣労働者の保護”を謳っているとは言うものの、十分な論議なくして「派遣法改正」をしても根本解決にはなりません。国が責任を持って“雇用形態”を論議すべきではないでしょうか。