2025.12.23
日々紹介とスポットワークの違いについて
「日々紹介」は派遣ではなく、企業が紹介された人材を直接雇用する仕組みになります。派遣元が労働者を派遣する日雇い派遣と違い、雇用契約・給与支払・労務管理は企業自身が担います。このため事務処理が増える反面、労働者との関係が明確になり法令対応がしやすいという特徴があります。また日雇い派遣は原則禁止されており、日々紹介はこれを回避する形で短期就労ニーズに応えています。
一方「スポットワーク」は、短時間・単発の就労を内容とする労働契約として扱われます。厚生労働省は、求人応募時点で労働契約が成立するとし、労働時間・休業手当・賃金支払等、使用者である企業が労務管理責任を負うことを強調しています。スポットワークは特定の法律上の定義はありませんが、近年アプリ等で即時マッチングする働き方として広がっています。
■まとめ
日々紹介:企業が直接雇用する短期採用の方法、派遣法の制限を受けない。
スポットワーク:短時間・単発の就労契約として扱い、労務管理責任は企業側にある。
【参考リンク】
厚生労働省 「いわゆるスポットワークにおける留意事項」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59197.html
厚生労働省 「スポットワークの留意事項等」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59321.html
厚生労働省 PDF:日雇派遣の原則禁止について
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000644420.pdf


