2011.03.01

“労働者派遣法改正”をめぐる社会情勢 2011年（平成23年）

◆「労働者派遣法改正」はどうなるのか

　『労働者派遣法改正案』の先行きは極めて不透明な状況です。最終的には、社民党の意向に委ねることになるものと思われます。しかし、派遣先及び派遣元企業は安心しないでいただきたいのです。と言うのも、現在、「政令２６業務（専門26業務）」においては、「労働者派遣法改正」よりも厳しい行政指導が実施されているからです。適正化を大義とした“厳格化、厳格適用”は「労働者派遣法改正」以上に厳しいものであり、喫緊の重大問題なのです。派遣先企業や派遣元企業は、派遣法改正よりも“厳格化（厳格適用）”に刮目すべきなのです。