2011.05.17
「雇止め」対応は企業の人事総務の最大責務
◆「雇止め」対応でのリスク管理
「雇止め」対応に差が出るのは、人事総務におけるリスクマネジメントであることを理解していただきたいのです。契約社員や派遣社員は、各々の契約に従って対応すれば問題は発生しないと考えられているようですが、この「雇止め」問題は、個々契約で簡単に割り切れないのです。実際の裁判で、契約社員や派遣社員に有利な判決が相次いでいることで理解していただけるものと思います。裁判では、非正規労働者に対する救済的な判決が相次いでいることも、契約だけでは割り切れないことを証明しているのです。