2011.09.21
企業の人事・総務部門で重要度を増している「外部人材派管理(派遣・請負)」
◆企業は派遣・請負の「外部人材管理」を強化すべき
企業の「外部人材管理」は、お粗末であると言わざるを得ません。とくに「人材派遣」については、人事・総務担当者のみが全責任を負っている状態です。人材派遣において一番重要なのは、“指揮命令者”の存在です。指揮命令者が「労働者派遣法」を熟知していない為、数多くの大手企業は、「行政指導」や「是正勧告」を受けている事態になっているのです。
◆無知な「指揮命令者」のトラブル要因
派遣法に無知な担当者は、おしなべて自社社員のごとく派遣社員を活用してしまいます。それは、指揮命令者が自分の部下に指示命令を託す為、実際の指示命令は当該担当者に委ねられているのです。従って、部下を持たない当該担当者は部下同様に派遣社員に接し、“契約外の業務”に対しても安易に業務指示をしてしまう現実があるのです。その代表が、まさに“お茶汲み”や“電話番”や“郵便・宅配便の仕分け”なのです。派遣先企業はこの様な現実を踏まえ、「派遣社員の管理」に臨んでいただきたいと思います。