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2016.08.09

2016年 厚生労働省が「「民間人材ビジネス実態把握調査(事業所/労働者)」の結果を公表!

 この度、厚生労働省は、民間人材ビジネスの動向や事業環境の変化などの実態を把握することを目的に実施した「民間人材ビジネス実態把握調査(事業所/労働者)」の結果をとりまとめ、公表(8/5日付)しました。調査結果のポイントは、下記のとおりです。詳細は、下記URLよりご参照ください。

【調査結果のポイント】

1.事業所調査
(1)求人職種別の利用ルート・機関
 中途採用の際、求人職種別に利用したルート・機関をみると、「民間の職業紹介機関」では、専門的・技術的職業の「医療技術・保健(医師・看護師以外)」が30.2%、「医師」が29.5%、「研究・開発」及び「情報処理・通信技術」が28.4%と割合が高くなっている。
(2)求人で利用したルート・機関別の理由
 求人で利用したルート・機関別に利用する理由をみると、「民間の職業紹介機関」では、「希望する能力を持った求職者を採用できるため」が64.4%、「求人媒体(紙)」、「求人媒体(web)」では、「多くの求職者からの応募が期待できるため」がそれぞれ69.1%、72.3%と割合が高くなっている。
(3)人材確保以外のサービスの利用状況
 利用している民間人材ビジネスにおいて人材確保以外のサービスの利用状況をみると、「労働者派遣サービス」が23.7%、「研修・教育訓練サービス」が7.9%となっている。
2.労働者調査
(1)利用した民間人材ビジネス
 求職活動において利用した民間人材ビジネスとしては、「求人媒体(web:就職サイト等)」が31.8%、「求人媒体(紙:就職情報誌、新聞折り込みチラシ等)」が21.7%、「民間の職業紹介機関」が15.4%であった。年代別に見ると、「求人媒体(web:就職サイト等)」では20~24 歳で65.1%、25~29 歳で59.9%と割合が高くなっている。
(2)各手段・ルートを利用した理由
 求職活動において各手段・ルートを利用した理由については、民間の職業紹介機関では「求人件数が多いため」が59.1%、「希望に合った求人企業を紹介してもらえるため」が54.2%、求人媒体(紙・就職情報誌、新聞折り込みチラシ等)、求人媒体(Web:就職サイト等)では「求人件数が多いため」がそれぞれ57.3%、82.4%、紹介予定派遣では「希望に合った求人企業を紹介してもらえるため」が35.1%と割合が高くなっている。
(3)民間人材ビジネス事業者を利用した就職活動への満足度
 民間人材ビジネス事業者を利用した就職活動への満足度については、「満足している」が34.0%、「やや満足している」が48.7%と概ね8割が満足しており、「やや不満である」が12.9%、「不満である」が4.3%となっている。
(4)民間人材ビジネス事業者等に対する不満・問題点
 民間人材ビジネス事業者等に対する不満や問題点は、「特になかった/分からない」が50%以上であったが、民間の職業紹介機関、求人媒体(Web:就職サイト等)、紹介予定派遣で「登録が面倒だった」がそれぞれ24.7%、26.0%、25.9%、「求める条件にあう情報が十分に得られなかった」が、民間の職業紹介機関、求人媒体(紙:就職情報誌、新聞折り込みチラシ等)、求人媒体(Web:就職サイト等)でそれぞれ16.8%、18.9%、17.5%となっている。
(5)今後の就職活動に有効なサービス
 今後の就職活動において有効なサービスの内容としては、「安価(又は無料)のサービス」が46.8%と最も高く、次いで「豊富な求人企業情報を活用したサービス」で42.1%、「短期間での転職活動に対応できる迅速性のあるサービス」が38.4%となっている。

【ご参照】

◆「民間人材ビジネス実態把握調査(事業所/労働者)」の結果を公表します(厚生労働省)
 URL http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11651500-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu-Minkanjinzaiservicesuishinshitsu/0000118943_2.pdf