2012.01.09
短時間労働者(パート労働者)の年金加入拡大は机上通り増加しない
◆民主党政権の机上の空論
民主党政権は、パート労働者の週30時間労働を週20時間労働に引き下げ、約400万人の年金加入者を拡大させるとする机上の空論を打ち出しています。しかしながら、当該策が実施されたとしても、大半の企業やパート労働者の労働時間が20時間に変わるだけで、実質的には殆ど増加しないと予測します。なぜなら、単純に企業は負担増になるので年金加入させたくないし、パート労働者は年金負担をしたくないからに過ぎません。民主党政権は、どうして企業やパート労働者の行動を理解できないのでしょうか?今回の年金問題は、「第3号被保険者」の撤廃と「103万円問題」、そして「最低賃金の引き上げ」が不可欠なのです。民主党政権は、根本的に改めていただきたいと思います。
【ご参照】
●ブログ記事(12/1/5日付)
:『“社会保障と税の一体改革”先ずは年収600万円以上の「第3号」を廃止すべきでは』。
●ブログ記事(12/1/6日付)
:『《提言》社会問題の改革には“年齢別最低賃金”を導入すべきでは』。
Category:労働契約法