2016.01.27
2016年 安倍総理による「同一労働同一賃金」は『改正労働契約法』による「無期雇用(無期転換)」を減退させる
◆「同一労働同一賃金」は無期雇用化の弊害に
2016年の通常国会において、安倍総理は、唐突に「同一労働同一賃金」について発言し、企業を困惑させています。なぜなら、安倍総理の「同一労働同一賃金」は、労働政策による発言ではなく、「おおさか維新の会」へのラブコールだからです。しかし、無期雇用化を検討した企業も、「同一労働同一賃金」が控えているならば、無期雇用については再検討と、減退ムードにならざるを得ません。安倍総理は、自身の発言の意味と影響が大きいことを、全く認識していないのです。ともあれ、安倍総理の発言は、「企業の無期雇用(無期転換)を減退させた」ことだけは紛れも無い事実であり、波及する問題なのです。
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