2018.02.16
“相次ぐ「無期転換逃れ」”非正規労働者に誓約書や昇給にて無期雇用を阻止する雇用主
◆「無期転換ルール」を前に無期転換の阻止を目指す雇用主
『改正労働契約法』に基づく「無期転換ルール」を前に、無期雇用を阻止したい雇用主が、様々な“無期転換逃れ”を企てています。それは、有期雇用の労働者に対して「無期転換はしません」と、誓約書に署名や捺印をさせているのです。また、「無期宣言をしないのであれば昇給する」と、有期雇用の労働者に迫っているのです。しかし、誓約書や昇給にて労働者が認めても、当該行為自体が『労働契約法』に違反しており、労働者が無期宣言すれば、自ずと「無期雇用」になるのです。このような“無期転換逃れ”は、厚生労働省(労働基準監督署)の行政指導の対象となりますので、くれぐれもご注意を!
【ご参照】
◆『有期契約労働者の無期転換ポータルサイト』厚生労働省
URL http://muki.mhlw.go.jp/
Category:労働契約法