2013.09.18
“2014年の労働者派遣法の再改正”で厚生労働大臣の「わかりやすく」は「使いづらく」に
◆「わかりやすく」は「使いづらく」に
2014年の労働者派遣法の改正に向けて、厚生労働省の労働政策審議会にて議論がスタートしました。そこでの基本的視点のひとつに、労使双方にとって「わかりやすい制度とすること」とあります。しかし、「わかりやすく」は、「使いづらく」になるのです。つまり、わかりやすい法律ほど、使いづらいものはないからです。本当に使いやすくしたいのならば、“規制緩和”が必須なのです。なぜなら、本来的に、法律は規制をするものだからです。
◆規制緩和を求める政府と厚生労働省の闘いに
厚生労働省は、「派遣の拡大を望んでいない」というのが本音です。その事由は、間接雇用そのものを“善”としていないからです。今後は、政府と厚生労働省の攻防が、2014年の派遣法の行方に大きな影響を与えることを理解しておいていただきたいのです。
Category:労働者派遣法