2013.12.11

2014年の労働者派遣法改正の前に「2012年の改正派遣法の検証」が必要なのでは？

◆検証もせず「派遣法改正」に臨むのはいかがなものか？

　2012年10月に施行された『労働者派遣法』が、迎える2014年の再改正を目指し、厚生労働省（労働政策審議会部会）での論議が進行しています。施行後1年を過ぎたばかりの「労働者派遣法」について、安倍政権は2012年の改正労働者派遣法の検証をせず、“規制緩和”の御旗のもと、再改正を目指しているのです。2012年の労働者派遣法は、自民党、公明党、民主党による３党が合意した派遣法なのです。あの「３党合意」は、果たして一体何だったのでしょうか。そして、「派遣労働者にとってはどうなのか」を今一度検証し、より望ましい法改正を目指していただきたいのです。