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2014.01.11

2015年の人材派遣業界を決定づける「2014年の派遣法改正」で激変する業界地図

◆2014年の派遣法改正で業界地図は激変

 厚生労働省は、2014年の派遣法改正を推し進めています。それにより、2015年の人材派遣業界は激変することになるのです。それは、2014年の派遣法改正により、人材派遣会社の経営者は、派遣労働者(派遣社員)の雇用形態の決断を迫られることによって業界地図が激変するのです。

◆人材派遣会社の分岐点

 人材派遣会社は、派遣労働者の雇用形態を今までのような有期雇用にこだわるのか、今回の改正案に従い「無期雇用」を目指すか、のいずれかに懸かっているのです。勿論、派遣先企業は、派遣期間の制限がなく、そして「雇用安定措置」を受けない無期雇用の派遣労働者の派遣を望むのです。それに伴い、無期雇用への転換を進める人材派遣会社と、あくまでも有期雇用に拘る人材派遣会社では、業績は自ずと大きな差が生じることになるのです。しかし、実際に無期雇用を目指す人材派遣会社は、ごく少数になるものと考えます。と言うのも、その雇用リスクを恐れて「無期雇用」への決断はしないでしょう。従って、2015年の人材派遣業界は、業績を重視して無期雇用を受け入れるか、あくまでも雇用リスクを避けて業績を期待しない、これが人材派遣業界の分岐点になるでしょう。