2014.03.13

2015年の派遣法改正で規制緩和されなかった「日雇派遣の原則禁止」は規制改革に対する厚生労働省の抵抗

◆固い労働規制(岩盤規制)

　2014年に成立を目指す「改正労働者派遣法」は、アベノミクスの規制改革とはかけ離れた内容になったのです。代表的な事項は、「日雇派遣の原則禁止の廃止」、「グループ企業内派遣の８割規制の廃止」、「マージン率公表の廃止」については、何も規制緩和されなかったのです。また、『労働契約申し込みみなし制度』については、2015年10月1日付で施行されるのです。2014年の「改正労働者派遣法」は決して“規制緩和ではない”ことを、正しく理解していただきたいのです。