2014.03.19
労働者派遣法で問われるべきは派遣先と派遣元(人材派遣会社)の「間接雇用」であるが故の“雇用責任の低さ”
◆間接雇用による「雇用責任の低さ」に
人材派遣会社の派遣という働き方(間接雇用)が、「雇用責任の低さ」を生み出していると言っても過言ではありません。要するに、派遣先企業は「人材派遣会社から人を借りているだけ」と考えているのです。一方、人材派遣会社は、派遣するだけに労働者を雇っているのは事実です。しかしながら、自らの業務もなく、指揮命令も直接していない労働者(間接雇用)であるが故に、派遣会社自らが“雇用している(雇用主)”という意識が低いのも事実なのです。従って、派遣先企業も、派遣元企業である人材派遣会社においても、共に「雇用責任の意識」が低いことが問題なのです。その解消こそ、次期『改正労働者派遣法』に期待をするのは、果たして難しいことなのでしょうか?
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