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2014.07.14

《一考》2015年の派遣法改正の前にマスメディアには考えてもらいたい

◆マスメディアに考えてもらいたい「派遣法改正」

 2015年の「労働者派遣法改正案」は、過日、通常国会にて廃案となりました。しかし、今回の派遣法改正は、現行派遣法よりも、労働者にとっては望ましい改正になっているのです。この事実を、マスメディアは正確に伝えるべきなのです。マスメディアの理想は、「企業が正社員として雇用されることがすべて」と言いたいところでしょうが、それはありえない話です。では、企業の「契約社員(有期雇用)」と「期間の定めがない派遣社員」とを比較した場合、どちらがより望ましいと考えますか?2015年の派遣法改正案では、期間の定めがない無期雇用の派遣社員は、いつまでも派遣で働くことが可能になり、無期雇用を進める人材派遣会社も増加することでしょう。マスメディアは、ひたすら理想を追うばかりでなく、現実的な視点から考察していただきたいものです。