2010.07.15
「派遣法改正」成立は今秋か・・
◆議論不十分な「派遣法改正案」
これまでの「派遣切り」多発を背景に、“雇用の安定”を目指して規制強化となった「労働者派遣法改正案」が継続審議扱いとなっているのは周知のとおりです。この度の参議院議員通常選挙で“民主党大敗”の結果、本格的“ねじれ国会”になったのが懸念される点ですが、当面の「臨時国会」開催予定では、「継続審議法案」処理が遅れる可能性も皆無ではないと推測します。万一、8月初旬に継続審議されなければ、9月上旬予定の「民主党代表選挙」後(下旬)に延びる可能性も想定されます。ただ、当該「改正法案」の成立可否にとどまらず、派遣法改正案の検討は決して充分とは言えないので、今後もしっかりと論議される必要があると考えています。
◆鍵を握る“国民新党”と“社民党”の統一会派
もし国民新党と社民党が統一会派を形成したならば、衆議院での「3分の2」ルールが可能になり、“郵政改革法案”や“労働者派遣法改正案”も成立に向けて一気に進むことも予想され、未だ先行きは不透明なのも事実です。
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Category:労働者派遣法