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2012.07.17

《提言》国民の不安や不満は「誰ひとり責任をとっていない福島原発事故」

◆なぜ誰ひとり責任をとらないのか

 日本国内の原子力発電所再稼働に対して、国民の不満は高まってきています。また、国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(黒川清委員長)」については、更に高まってきています。と言うのも、福島原子力発電所の事故について、“誰ひとり責任をとっていない”ことにあると思います。政府はじめ、「原子力安全・保安院」や「原子力安全委員会(内閣府)」、そして「東京電力」然りで、誰も責任をとっていないのです。ましてや、事故調委員会の最終報告書で「明らかに人災」と断定したにもかかわらず、です。先ずは、「政府」はじめ、「原子力安全委員会」及び「原子力委員会」、そして「原子力安全・保安院」、そして「東京電力」が責任をとるべきです。国民は、こうした無責任な体質に、より一層大きな不安や不満を抱いていることを、政府には理解していただきたいものです。