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2010.07.29

日本企業は技術だけでなく“サービス・アウトソーシング”を輸出すべき

◆国内に隠れている“世界ナンバーワン”

 “わが国のナンバーワン”と言えば、“ものづくり”や“技術力”が最初に挙げられます。それは、第一次産業における“農業や養殖”で、また、第二次産業では国内の町工場の技術力に表されています。しかし、隠れた日本のナンバーワンは“サービス”ではないでしょうか。第三次産業でも世界最高水準は驚くほどあるのです。とりわけ、日本の“業務運営遂行能力”は世界一と言えます。国内鉄道会社の“運行管理”は世界一を誇れるものではないでしょうか。その他、発電所の“安定・安全運営”や“宅配便”や“リサイクル技術”等、数えればキリがありません。

◆世界のサービスを請負う日本

 現在のわが国は、諸外国に倣って高速鉄道列車及び一連の運行管理システム等のパッケージ販売を国挙げてトップセールスに取り組んでいますが、「提言」したい新規営業というのは、単に高速鉄道のパッケージ販売に止どまることなく、例えば、外国の既存鉄道の運行システム管理までをも請負うという発想を希求するものです。例えば、日本製の自動車が海外で売れるのは、その品質の高さのみに限定されるものでなく、日本人気質が誇る“信頼されるアフターサービス”があればこそというもので、内需型産業(販売分野)も海外進出すべき時期が到来しているのです。日本企業が海外で養殖を請負うこと然りで、日本企業が備えた高度な技術力と併せて、各産業に秘められた“サービス・ビジネス力”は、国内にまだ多く埋もれていると思います。将来の日本は、“世界のサービスを請負う国”になっていく道も残されているのではないでしょうか。