2016.07.29

《提言》有給休暇の取得率向上には有給休暇の許可申請書から理由欄を廃止すべきでは？

◆「有給休暇の理由欄」が有給休暇の取得率向上の妨げに

　政府や厚生労働省そして企業は、従業員の「有給休暇取得」について、改める時期にきているのではないでしょうか？そもそも、従業員が有給休暇を取得するのに、なぜ理由が必要なのでしょうか？そして、なぜ従業員の権利で有給休暇を取得するのに、会社に理由を説明しなければならないのでしょうか？従業員の立場からすれば、個人的に休む事由があるから休むのであり、有給休暇を取得したい従業員に対して、有給休暇を取得しやすい環境を構築することこそ、その取得率を向上させるのではないのではないでしょうか？政府や厚生労働省は、国内の事業者に対して、有給休暇の許可申請書から「理由欄」を削除させる指導をすべきです。また、企業は、自ら有給休暇の許可申請書から理由欄を削除すべきです。それが、“有給休暇の取得率向上”の第一歩になるのです。