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2021.07.30

最低賃金の見直しでも縮まらない地域格差

 厚生労働省の諮問機関、中央最低賃金審議会は令和3年の最低賃金の引き上げ幅を全国一律で28円とすることを定めました。
 その結果、「東京」と「最低賃金の最低県」との格差は従来通りとなり、その差は縮まることがありません。
 現在は東京:1,013円と最低県:792円ですが、引き上げ後は東京:1,041円、最低県:820円となる見込みです。
 厚生労働省には最低県の最低額をまずは850円とし、来年には900円に近づけることにより地域格差の是正を望みたいものです。

【参照】厚生労働省
令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19902.html

《提言》2016年度の「最低賃金」見直しでより広がる首都圏と地方の賃金格差!最低賃金は比率から実額へ