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2011.02.01

《提言》「終身雇用」の崩壊で“職業別定年制”も一考

◆経済界の為にも

 
 産業構造の変化で、年齢的に就業が困難になってきている職業が増加してきています。それは、IT業界や電子部品業界に当てはまることで、業務により高度な「スピード」や「視力」や「集中力」が求められるようになった為、当該業務に従事すること自体が困難になってきているのです。
 そして、前掲の業界には、「派遣社員」が多く従事していることからも証明されています。つまり、定年に至るまでの社員雇用が困難な業界なのです。しかし、契約社員でも3年以上の契約は認められておらず、派遣社員も上限3年と決められているのです。正社員は、就業が困難になってから以降、定年までの仕事の確保の困難に直面させられているのです。

◆“職業別定年制”とは

 
 例えば、IT業界や電子部品を代表する業界を含め、“40歳定年制(20年契約社員)制度”考案されてはどうでしょうか。新卒者の正社員給与が20万円なら、初任給を30万円とか40万円に設定した上での“40歳定年制度”です。そして、40歳を迎えた時点で従事する業務を見直し、「再雇用」か「セカンドライフ」を選択して、業務転換を推進していくのです。