2012.06.05

「派遣法改正（2012年）、労働契約法改正（有期労働契約）、パートタイム労働法改正」による厚労省の真の狙いは

◆法改正は非正規労働者の“格差是正”

　平成24年（2012年）「改正労働者派遣法」に続き、「労働契約法改正案（有期労働契約）」や「パートタイム労働法改正案」が相次ぐ様相の中、厚生労働省は、社会的に大きな仕打ちを受けている“非正規労働者の格差是正”を目的としているのです。「改正労働者派遣法」にも規定された“均衡待遇”は、「労働契約法改正案（有期労働契約）」にも恐らく盛り込まれるものと予測します。そして、企業には、正社員との賃金水準や待遇においける均衡を求められます。「派遣社員、契約社員、パート労働者」との格差是正は、企業として確実に難しくなるのです。円高対策や世界における競争力強化には、“請負”しかないことを理解していただきたいのです。

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