2015.07.27
2015年 求人媒体でわかる「人材派遣会社のモラル」で更に“労働者の派遣離れ”は加速する
◆“労働者の派遣離れ”は「人材派遣会社のモラル」にある
2015年になり、人材派遣業界の労働力不足(人手不足)は、一般企業と比べ相当厳しい状況下にある、と言わざるを得ません。その背景には、“労働者の派遣離れ”があるのです。実際、労働力不足(人手不足)に悩む人材派遣業界の「求人」は、種々の「求人媒体」において“不適切”と言わざるを得ない状況です。と言うのも、例えば、「時間給1,000円で月収30万円以上」との求人案内では、何時間の時間外労働が月収に含まれているのか不明で、不思議でなりません。また、『労働基準法』の観点からも、普通ではあり得ない月収金額になっており、全く持って“おかしな求人”を掲載しているのです。その背景には、まさに「労働力不足(人手不足)」が大きく影響し、人材派遣業界の求人をより一層“過激”なものにしているのです。人材派遣会社は勿論のこと、求人広告を掲載する情報業界も、コンプライアンスについて再度見直していただきたいものです。
【ご参照】
●ブログ記事(2015/7/22日付)
:『2015年“ブラック企業の撲滅”には求人情報(求人広告)業界による「求人情報の適正化」がポイントに』。
URL http://www.jsbb.jp/tg/31718/
Category:派遣