2015.06.03
★「2015年の派遣法改正」の難題は“日本年金機構の個人情報の大量流出問題”!
◆問われるのは“日本年金機構のコンプラ態勢”
本日(6/3)、2015年の「労働者派遣法改正案」の審議は中止されました。原因は、「日本年金機構」のシステムから「約125万件」に上る“大量の個人情報が流出”した問題で、厚生労働委員会は紛糾しています。
各党の質疑に対する「答弁(同機構:水島藤一郎理事長)」によれば、「ウイルス発覚日(5/8)」からすでに約1ヶ月が経過しようとしています。その内訳で、「4情報(基礎年金番号・氏名・生年月日・住所)」の流出が「約5万2,000件」に上ると聞き、国民はただ呆れるばかりです。恐れるべくは、実際、情報を盗み出す犯罪集団の反応が、厚生労働省や日本年金機構の対応よりも迅速なことです。日本年金機構に限らず、「個人情報の流出問題」は最大重要事項ですが、遅々とする対応では、国民の不安を募るばかりです。同機構内のシステムではなく、取り扱う職員に問題があるのでは?と邪推したくもなります。厚生労働省はこのような事態を招き、果たして、派遣法改正は今国会で成立できるのでしょうか?
【ご参照】
◆「日本年金機構の個人情報流出について」
URL http://www.nenkin.go.jp/n/data/service/0000150601ndjIleouIi.pdf