2016.08.25
厚生労働省は平成27年(2015年)「雇用動向調査」の結果を公表しました
◆3年連続の入職超過
この度、厚生労働省は、平成27年(2015年)「雇用動向調査」の結果(年計)を公表(8/24)しました「調査結果のポイント」は、下記のとおりです。詳細は、下記URLをご参照ください。
【調査結果のポイント】
1.入職率及び離職率
平成27年1年間の入職者数は7,749.2千人、離職者数は7,131.5千人で、年初の常用労働者数に対する割合である入職率と離職率はそれぞれ16.3%、15.0%、入職超過率は1.3ポイントの入職超過であった。前年と比べると、入職率が1.0ポイント低下、離職率が0.5ポイント低下し、入職超過率は縮小したものの、比較可能な平成16年以降で最大であった前年に次ぐ大きさである。
2.雇用形態、就業形態別入職者数、離職者数
雇用期間の定めのない一般労働者の入職者数は3,187.5千人で、前年2,974.1千人に比べて213.4千人増加した。
3.職歴別入職者数及び入職率
転職入職者数はは5,028.1千人、未就業入職者数は2,721.1千人であった。転職入職者数は10.6%、未就業入職率は5.7%で、それぞれ前年に比べ0.3ポイント、0.7ポイント低下した。
4.転職入職者の賃金変動状況
転職した後の賃金が前職に比べ「増加」した割合は35.6%、「減少」した割合は33.4%で、前年に引き続き「増加」が「減少」を上回った。前年と比べると「1割以上増加」した割合は25.1%で1.2ポイント上昇し、「1割以上減少」した割合は23.8%で0.5ポイント低下した。
5.離職理由別離職率
男性は個人的理由によるものが8.7%で前年から0.3ポイント上昇し、一方、事業所側の理由は1.2%で前年から0.1ポイント低下した。女性は個人的理由13.8%、事業所側の理由0.8%でともに前年から0.1ポイント低下した。
【出所】厚生労働省公表資料
【ご参照】
◆平成27年「雇用動向調査」の結果(厚生労働省)
URL http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/16-2/dl/siryo.pdf