2013.03.28
ソフトウェア業界が抱える“多重構造”が生み出す違反とは
◆コンプライアンスが難しい多重構造
愛知労働局が中心となって、東海3県にて“ソフトウェア派遣会社に対する一斉摘発”が行われました。その内容は、「出向」あり、「二重派遣」ありで、コンプライアンスには程遠い現実だったのです。この主要因は、ソフトウェア業界特有の“多重構造”にあります。即ち、それは、先ず企業が請負会社に発注し、その請負会社に対して、派遣会社や請負会社が多重に群がっているのです。また、多重構造故に、元になる契約も知らずに契約が行われている為に起きているのです。派遣契約の下に請負契約や派遣契約が行われたり、派遣契約の労働者が出向契約の労働者だったりと、“何でも有り”の状態なのです。人手不足が続くソフトウェア業界が外部に人材を求めるならば、この機会に、既契約を改めてしっかりと確認していただきたいと考えます。
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