2014.06.19
所謂「メタボ」に吉報!?“メタボの人は「要介護リスク」が低い”
◆痩せている人は“要介護リスクが約2倍”に
日常生活で“メタボ”と言えば、単に「肥満体」を指すような風潮になっていますが、メタボリックシンドロームの『診断基準(2005年4月):「腹囲径(内臓脂肪蓄積)」プラス(「血清脂質異常」「血圧高値」「高血糖」のうち、2項目以上該当)』は、すでにわが国内でも専門内科8学会によって規定されており、健康診断で身近な存在になっていると思います。実際、体形外観で太っている人にとって、一番嫌な言葉は“メタボ”の肩書が付くことであり、ご本人にとっては肩身が狭い思いをされているものと邪推しています。しかし、この度、東京都健康医療センター研究所のチームが、新たな調査結果を公表しました。その概要では、《高齢者になると、やせた男性は太っている人と比べ、介護が必要になるリスクが約2倍高いとする調査結果を東京都健康長寿医療センター研究所のチームがまとめた。栄養の低さが健康に悪影響を与える可能性が示された》としています。しかしながら、所謂「メタボ」の高齢者の方も、決して当該調査結果に安堵しないで、健全な生活に臨んでいただきたいと思います。
【ご参照】:2014/6/7日付:朝日新聞DIGITAL記事。
URL http://www.asahi.com/articles/ASG654SR7G65ULBJ007.html
◆地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
URL http://www.tmghig.jp/J_TMIG/J_index.html
Category:その他